金曜ロードSHOW!番組公式Twitterが「もののけ姫」放送中に色々と裏話をつぶやいていたのでまとめてみました。
幻のタイトル
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年8月5日
「もののけ姫」というタイトル、実はプロデューサーの鈴木敏夫さんが宮崎駿監督の了承を得ずに決めてしまったものだったそう!!宮崎監督は当初「もののけ姫」のタイトルでこの企画を開始しましたが、☞続く #もののけ姫 pic.twitter.com/KfjR4gG4gp
☞続き 制作途中で「アシタカせっ(字はくさかんむりに“耳耳”)記」にしようと考えました。それを元のままで行くと決めたのが鈴木プロデューサーなのだとか。 ちなみに、「もののけ姫」というタイトルが ☞続く #もののけ姫 #コダマをよぼう pic.twitter.com/mzjkmeY8UP
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☞続き 初めて発表されたのは1996年12月の金曜ロードショーの特報だったんですよ! #もののけ姫 #夏はジブリ #コダマをよぼう #kinro pic.twitter.com/aY2owu1Nbj
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ヒイさまと森光子さん
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ヒイさまの声を担当したのは2012年に亡くなった森光子さん。実はこの仕事の前までジブリ作品を観たことがなかったそうです。ヒイさま役を機に初めて「となりのトトロ」を観て大感激!周囲の人に☞続く #もののけ姫 pic.twitter.com/S3hyPpCxac
☞続き 「こんなに素晴らしい映画がある」と伝えようとしたところ、みんな既に知っていてガッカリしたといいます。 #もののけ姫 #夏はジブリ #コダマをよぼう #kinro pic.twitter.com/I9Obq3pFZN
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アシタカのことを「あにさま」と呼ぶエミシ一族の少女、カヤ。アシタカの妹だと思っていた人が多いのでは?実はカヤは一族の中でアシタカの許嫁(いいなずけ)として認められた娘だったんです。☞続く #カヤ #カヤかわいそう #コダマをよぼう pic.twitter.com/wWO1TUhauB
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☞続き 「あにさま」と呼んでいるのは自分より目上の人に対する敬意からなんですね。宮崎駿監督 初期の作品「風の谷のナウシカ」でも、ナウシカのことを「姫ねえさま」と呼んで慕う少女が印象的でした。#もののけ姫 #コダマをよぼう
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☞続く pic.twitter.com/tluSJhGQ5N
☞続き さらに、カヤがアシタカに手渡した“玉の小刀”について、宮崎駿監督は次のように語っています。
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「玉の小刀って(中略)あれは自分の恋人に、自分の印にあげるもんなんです。(中略)こういう形になってますけど、☞続く #カヤかわいそう pic.twitter.com/pL3yOa5t2O
☞続き アシタカは村を追われてるんですね。マゲを切ってるでしょ。(中略)つまり二度と逢えないだろうっていう」
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別れのシーンのカヤの思いを想像すると胸が熱くなりますぅ……😢 #もののけ姫 #カヤ #カヤかわいそう #コダマをよぼう pic.twitter.com/f7hRzZlyNx
いにしえの民
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このシーンでジコ坊が語る通り、アシタカはエミシ(蝦夷)の一族とされています。
宮崎駿監督によると、500有余年前に大和王朝との戦いに敗れた部族の末裔だと言うことです。
☞続く #エミシ #アシタカ #コダマをよぼう pic.twitter.com/3tlWDa6XyU
☞続き ちなみに、少女たちの服装はブータンの民族衣装をもとにしてデザインされました😀 #ジコ坊 #もののけ姫 #コダマをよぼう pic.twitter.com/OiVBfW5BUb
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コダマ初期の姿
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このシーンで無数に登場する小さな白いキャラクターたちは、豊かな森に住んでいる「コダマ」という精霊のような存在です。☞続く #コダマ #コダマをよぼう #もののけ姫 pic.twitter.com/jEWVJtHLKI
人間に敵意を持っているわけではなく、ただ静かに森に暮らす精霊という設定です。日本では古くから「木霊(こだま)」という精霊の存在が信じられ、やまびこも彼らの仕業なのだと言われています。☞続く #コダマをよぼう #コダマ pic.twitter.com/MIa6nYEUKq
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☞続き コダマは宮崎駿監督の自然観が反映されたキャラクターと言えそうです。 #コダマ #もののけ姫 pic.twitter.com/DqCBHPwJhV
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おトキ
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格好良くて男より男らしい、素敵な女性トキの声を演じるのは島本須美さん。
皆さんご存知、「風の谷のナウシカ」のナウシカ役を演じた方なんです!☞続く#おトキ #島本須美 #ナウシカ #コダマをよぼう #夏はジブリ pic.twitter.com/ssf1P2tdtZ
☞続き ちなみに「となりのトトロ」のお母さんや「ルパン三世 カリオストロの城」のクラリスも島本さんが担当した役なんですよ! #おトキ #もののけ姫 #コダマをよぼう #島本須美 pic.twitter.com/o4kB6EZP6z
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「もののけ姫」のキャラクターの名前は信州の地名からとられたそうです。「乙事」は村の名前、エボシ御前は「烏帽子石」から。甲六川という川もあるそうですー😀ジコ坊は地域で採れるキノコの名前なんですってー😳 #もののけ姫 pic.twitter.com/Jgren3uHpu
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シシ神
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「生命の授与と奪取を行う神。新月の時に生まれ、月の満ち欠けと共に誕生と死を繰り返す」とされるシシ神。木立の如き角をもつ、ふしぎなけものです。
宮崎監督が作品イメージを伝えるために書いた詩の中には「森が生まれた時の記憶と おさな子の心を持つ」という一節があります。☞続く
☞続き なによりも純粋で、森そのもののような存在です。 #シシ神
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鎮西の乙事主(おっことぬし)
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鎮西とは今でいう九州のこと。海を渡ってきたと話すジコ坊の言葉から推察すれば、物語の舞台は本州ということになります。
☞続く #おっことぬし #乙事主 pic.twitter.com/fjlHQwUTzD
☞続き ちなみに乙事主とモロは旧知の間柄で100年ほど前まで良い仲だったという裏設定が…!ちなみに乙事主は500歳、モロは300歳という設定です。この力強いイノシシ神、乙事主の声を演じたのは2009年に亡くなった森繁久彌さんです。 pic.twitter.com/bRw1eK5T8m
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サンの介抱
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サンがアシタカに食べさせているのは干し肉です。
とても固いものなので傷ついたアシタカにはとても噛みきれず、サンが口でやわらかくして与えているんですぅ😳。 #コダマをよぼう #干し肉 #サン pic.twitter.com/nUwmCNAoxL
エボシの過去
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「もののけ姫」制作にあたって宮崎駿監督が書いたエボシの設定についてのメモにはこんな記述があります。
“海外に売られ、倭寇の頭目の妻となり、頭角を現し、ついに頭目を殺し、その金品を持って自分の故郷に戻ってきた” ☞続く pic.twitter.com/bqZWF9465P
☞続き こんな過去を生き抜いてきたからこそ、今の勇ましいエボシがいるんですね。
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ちなみに、エボシの声を演じたのは田中裕子さん、ゲド戦記の「クモ」役も担当されていました。エボシの声を演じるにあたり、☞続く #エボシ pic.twitter.com/LzF3Ced7kX
☞続き 宮崎駿監督からは「宝塚風にならないように」というリクエストがあったそうです。 #エボシ御前 #エボシ #エボシカッコいい pic.twitter.com/cih3vDYIXZ
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宮崎駿監督が描く強い女性像
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1997年3月、「もののけ姫」制作発表記者会見の中で宮崎駿監督は次のように語りました。「男と女の力関係のようなものは、江戸時代に作られた関係がいつの時代でも同じだと思い込んでいるところがあるんですけれども pic.twitter.com/Cx0hIprs7b
☞続き 室町時代の女たちはもっと自由でかっこいいですよ」
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本作に登場するのはまさにこうしたかっこいい女性たち。トキの強さにゴンザもたじたじです ☞続く pic.twitter.com/1uK16YpU1Q
「女と男の関係、侍、百姓…何をとっても歴史というものは単純じゃない。だから僕は、従来の時代劇の常識みたいなものに囚われるのは嫌だったんです。(中略)☞続く pic.twitter.com/HC0D2Y2QDP
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☞続き 『おまえは何者だ』と聞いたときに『私は侍です』ではなくて『私は人間です』と言える人物を主人公にしたかった」この監督の言葉からは属性や性別、職業など既定の価値観の中ではなく、ただひとりの人間として強く生きるキャラクターを☞続く pic.twitter.com/TrkA8tFtpz
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描きたいという思いが感じられます。
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モロの育て方
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サンはずっと山犬になることを願い、人間は醜いと考えているため、自分のことも醜いと思っています。宮崎駿監督はモロとサンについて次のように話しています。☞続く #モロ #サン pic.twitter.com/lN031X9V45
☞続き 「多分モロのことだからあけすけにお前は醜いと言ってると思うんですね。そういうお母さんですから」
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サンがアシタカに「美しい」と言われた時に見せた驚きの表情の裏には、自らの生い立ちに悩む彼女の気持ちが表れているのです。 #サン pic.twitter.com/rDoYCYcE91
クマドリ
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イノシシたちが体にぬりつけたのは泥。イノシシはヌタ場と呼ばれる泥の中で泥浴びをすることを好む動物です。ここでの泥は隈取を連想させます。隈取は歌舞伎特有の化粧法で、☞続く #隈取 #イノシシ #コダマをよぼう pic.twitter.com/vSNSVbmzA2
☞続き 顔の血管や筋をオーバーに表現するために描いたものです。イノシシたちの、なりふり構わず突進していく決意が投影されたかのような勇ましい姿ですね。 #隈取 #コダマをよぼう pic.twitter.com/LlUx0wZFp9
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ヤックル
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ケガをしてもなおアシタカについていく姿が健気なヤックル。パンフレットでは「今日では絶滅した、アカシシと呼ばれるオオカモシカ」と説明されています。宮崎駿監督は「ヤックルは実在しない生き物を描くほうが楽だという思いが☞続く pic.twitter.com/duLmJ7EGFJ
☞続き 自分の中のどこかにあったので、作りました」とも語っています。カモシカをモデルにした架空の動物だったんですね!
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宮崎駿監督が描いた絵物語「シュナの旅」や宮崎吾朗監督の「ゲド戦記」にも登場、☞続く #ヤックル pic.twitter.com/psOXLx9DYG
☞続き 宮崎駿監督関連の作品に複数回登場する印象的なキャラクターになっています。 #ヤックル #コダマをよぼう #もののけ姫放送中 pic.twitter.com/YBSPmMt7RW
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エボシの死!?
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モロによって腕をもぎとられたエボシ。実は制作の段階ではエボシが死んでしまうかもしれなかったんです。しかし実は宮崎駿監督にとってエボシはお気に入りのキャラクターでした。☞続く #エボシ #モロが首だけで動く pic.twitter.com/lSinHa1ZeX
☞続き 制作スタッフとも長い議論があったということですが、最終的には「やっぱり殺せないよ、エボシは」という結論に至り、この結末になったということです。それだけ監督の思い入れが強いキャラクターだったんですね。 #エボシ pic.twitter.com/sN8T2nx45p
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主題歌にはアシタカの気持ちが歌われていた―!?
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カウンターテナー歌手・米良美一さんが歌う「もののけ姫」主題歌。☞続く pic.twitter.com/0Rzz6RZWuR
☞続き 「アシタカのサンへの気持ち」を歌っているものです。アシタカの心の中の声をイメージして宮崎駿監督自身が書き下ろしました。
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「悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは 森の精 もののけ達だけ」という一節には、☞続く pic.twitter.com/q6TLhJrfFc
☞続き サンの心の底を知ることができないアシタカの切ない心情が表現されているようですね。
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実はこの歌には2番の歌詞がありません。監督は「1番しか書けない」と言ったそうです。それだけこの短い歌詞の中に「もののけ姫」という作品、☞続く pic.twitter.com/1NyXkN1lwX
☞続き そしてアシタカやサンら登場人物への深い思いが込められているのですね😆 #アシタカ #サン pic.twitter.com/KG0LmlsK9W
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生きろ。
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年8月5日
もののけ姫のキャッチコピー「生きろ。」はコピーライターの糸井重里さんが書いたものです。今までにいくつものジブリ作品のコピーを担当した糸井さんですが、もののけ姫に関しては苦難と迷走の末にやっとたどりついたものだったそうです。 pic.twitter.com/Szxffe4F0O
☞続き 何度もFAXのやりとりがされ、このコピーも即決で採用されたものではなかったといいます。宮崎駿監督の作品へのこだわりや思い入れの強さを想像することができます。
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年8月5日
紆余曲折を経て決定した「生きろ。」というコピー。☞続く pic.twitter.com/RxnbTjtbbE
☞続き 作中でも、アシタカをはじめ様々な登場人物が「生きろ」「生きたい」「生きてりゃなんとかなる」など、生きることへの思いを口にします。
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年8月5日
生きることは全ての生き物の根源的な欲求とも言えますが、☞続く pic.twitter.com/G9vOxpm8rm
☞続き 時にくじけそうになったり希望を見失ってしまうことは誰にでもあるものです。
— スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2016年8月5日
あらゆる困難や厳しい現実に直面しても、それでも人は生きていかなければならない。そう訴えるような力強い言葉、「生きろ。」この作品に本当にぴったりですね! pic.twitter.com/bD7rVXWg2n
中の人お疲れ様でした
宮崎駿監督の様々な想いが込められた作品だとわかる良いエピソードばかりでした
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